痴漢・盗撮で執行猶予を受けるために必ず知っておくべき知識

★ お気に入りに追加

痴漢や盗撮の容疑で逮捕された直後は、裁判(起訴)まで発展することはないだろうと考えがちです。実際、初犯であれば、弁護士に依頼して「示談によって不起訴で釈放」という例は珍しくありません。

しかし、これらの犯罪の罪が軽いと考え、甘く見るのは早計です。事件の内容によっては、釈放されず正式裁判になってしまうケースもあるからです。この場合は、1ヶ月以上解放されないこともあります。

懲役・罰金などの用語説明から、逮捕から執行猶予判決までの流れ、罪の重さ、痴漢・盗撮を弁護士に相談するメリットまで見ていきましょう。

1.罰金刑と懲役刑は大違い。

まずは、罪の違いについて理解しておきましょう。

罰金刑の場合、特に100万円以下の罰金の場合は、正式裁判ではなく「略式裁判」というものが行われるのが通常です。

略式裁判は簡易裁判所で行われるものであり、被告人の同意がある場合に認められるというもので、正式裁判を行うほどの重い罪でない場合に利用されています。

しかしもちろん正式裁判を受けても、すべて労役を行うわけではありません。

「執行猶予判決」もあり、条件付きで刑務所に行かなくてもすむ場合があります。

もっとも誰もが執行猶予判決を受けられるわけではなく、

①禁錮以上の刑に処せられたことがない
②禁錮以上の刑に処せられたことがあっても、その執行を終わった日又はその執行の免除を得た日から五年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない

というのが条件となります。

執行猶予判決では、執行猶予期間といって1年2年などの期間が課せられ、この間刑務所には入らずにはすみ、犯罪を起こさず執行猶予期間が過ぎれば、刑務所に行くことはなくなります。

実刑判決となると、刑事施設に収容され、所定期間内を刑務所で過ごすことになります。

2. 執行猶予なら前科はつかない?無罪なの?

よくある疑問として、「執行猶予なら前科はつかないのか?無罪なのか?」というものがあります。

結論から申しますと、執行猶予の場合は、有罪かつ前科がつくといえます。刑務所に行くかどうかは関係なく、「犯罪認定されたか」どうかで判断できるからです。

特に痴漢や盗撮に限ると、執行猶予判決の場合、刑務所には入りませんが、道義的責任はあります。被害者に対して誠心誠意償う必要はあるでしょう。

■参考記事
痴漢で逮捕された!前科をつけない、不起訴にしたい、その方法は?

2. 逮捕から執行猶予判決までの流れ

次に、逮捕から判決までの流れを解説します。被疑者が実際におかれる状況や気持ちについても見ていきましょう。

2-1.逮捕から取り調べ、検察官送致

逮捕が行われたあとは、弁護士を呼ぶかどうかなどの説明も受けることができます。

その後警察署内にて、取り調べが行われ、事件についての状況説明などを求められます。逮捕後48時間以内に、「検察官への身柄送致」を行います。

この時点で取り調べの時点で疑いが晴れれば、釈放されることもあるでしょう。ちなみに、この間家族と面会することはできません。弁護士との面会のみとなります

この際、一番辛いのは、「お前がやったんだろう?」と詰問を受けることです。

最初は話を聞いてくれた警察官も、次第に高圧的な態度で迫ってきます。仮に犯罪を犯していない場合には、ここで折れずに立ち向かう必要があります。

もっとも、犯罪を認めない場合には取り調べが長くなることも多く、釈放がなかなか行われないケースもあるでしょう。

被疑者は、昼間は取り調べのため、あまり留置施設にいることはありませんが、夜間は留置場にいなければいけません。留置場が混んでいる場合には、他の犯罪者と同じ部屋にいなければいけないこともあり、これにショックを受ける方もいます。

2-2.検察官への送致後は勾留請求

検察官が被疑者の身柄を受け取ったあとは、24時間以内に勾留請求をするかどうかが判断されます。

被疑者自身は、まず警察署から検察庁に移動し、検察官と話をすることになります。被疑者からの話を聞いたあとに、勾留するかどうかを判断するため重要な面会を行います。

ただし痴漢・盗撮等の場合、全面的に認め、身元がはっきりしている場合には、勾留請求しないケースもあります。

勾留請求が行われない場合には、すぐに釈放され家に帰ることができるでしょう。

勾留請求が行われ、勾留が決まった場合には、原則として10日間釈放されません。必要と判断された場合には、さらに10日延長されることもあります。

2-3.起訴〜判決までの流れと状況

では、起訴から判決まではどのように進んでいくのでしょうか。

勾留が行われたあとは、検察官が起訴・不起訴の判断を行います。正式裁判を行うほどでもないと判断された場合には、略式起訴が請求される場合もあります。

また逆に不起訴となった場合には、その日のうちに釈放されますが、起訴となった場合には保釈を求めない限り、そのまま勾留(被告人勾留)が続きます。

裁判は、起訴後約1ヶ月を目安に行われるのが通常です。被告人が罪を認めている場合には、1度の審理で終了し、次回は判決です。実刑判決、執行猶予判決、無罪判決のうちどれかが下されることになります。

痴漢や盗撮の場合は、よほど悪質であるか再犯でない限り、起訴が行われても執行猶予判決が行われることが多くなっています。

保釈が行われない場合、裁判までずっと勾留が続くため、精神的にも疲弊してくる時期です。勾留中や起訴後は、家族と面会ができますが、社会生活はストップしたままとなります。

Q. 起訴された場合、国選弁護人と話すことができる?

経済的に余裕がないという場合、国選弁護人と話すことができます。

逮捕期間中は、家族とも直接会えないため、不安になってしまうことが多くなります、勾留が決まってしまうと、さらに身柄拘束が続くため外部の状況把握ができなくなり、さらに不安に陥ってしまいがちです。不安になると、対応できなくなってしまうこともあるため、できるだけ早い段階で弁護士と話しましょう。

3. 弁護士に依頼するメリットはある?

次に、痴漢や盗撮を弁護士に依頼した場合のメリット、していない場合のデメリットについてご説明します。前提として、痴漢や盗撮で課せられる可能性のある罪の詳細や重さの違いについても見ていきましょう。
<

3-4.弁護士は何ができるか

では、痴漢や盗撮などの性犯罪を弁護士に相談することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

痴漢や盗撮で捕まった、あるいは後日逮捕の可能性があるという場合、弁護士に自分から相談すべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。実際、弁護士に依頼した場合には費用がかかるため、「罰金なら必要ない」と考える方もいるかもしれません。そう考える方は、以下のメリットを考慮してご自身で判断してみてください。

メリット1 示談ができること

まず、一番のメリットは被害者と示談ができることです。痴漢や盗撮の被害者は、加害者と実際に会って示談を進めたいと思う方はまずいらっしゃいません。

仮に話をすることができたとしても「脅している」と取られてしまう可能性もあるため、示談を自分や身内が行うことは大変危険な行為です。この点弁護士がいると、示談がスムーズに進みます。弁護士となら話してもよいという被害者も多く、示談後、事件解決まで最短で進むことができます。

メリット2 釈放までが早くなる

次に、釈放までが短くなることです。示談は不起訴処分を受けるためにも重要なステップです。示談があるのとないのとでは、事件解決までの時間に大きな違いがでます。

示談があれば、逮捕後2、3日で釈放もありますが、なければ何週間も外にでられないこともありえます。1人で警察官や検察官と対応している場合、いくら「早く外に出たい」といっても、捜査が終わるまでなかなか釈放はしてくれません。

しかし、弁護士がいれば、早く釈放するための手立てを打つことができます。示談をできるだけ早く取りまとめ、勾留請求前に釈放してもらえるよう尽力できるのです。

メリット3 罪を軽くできる可能性がある

最後に、罪を軽くできる可能性があることです。ご説明したように痴漢や盗撮の場合、罰金刑が多く、支払えば解決すると思うかもしれません。

しかし、これは一般的なケースをお話しししているだけであり、すべてのケースがそうであるとは言えません。実際のお話しを聞くと、悪質と判断される内容であったり、状況的に不利な場合もありえます。

とくに、常習性があると判断された場合には、実刑判決の可能性も捨てきれないのです。懲役刑の可能性もある場合には、できるだけ早く弁護士をつけ、刑を少しでも軽くすることが適切です。

以上が、弁護士をつけるメリットとなります。この中でも、弁護士をつけることで示談が可能になることは大きなポイントです。ぜひ検討してみてください。

社会復帰までの道のりを最短にするか

「痴漢や盗撮なら放っておいても執行猶予判決になる」と甘く見ている人もいるかもしれません。

確かに、初犯であればその可能性も高いでしょう。

しかし、判決が出るまでの間に時間がかかれば、社会生活を一時的に失うことがあるのが現実です。会社にばれたくない、家族に迷惑をかけたくない、さまざまな想いがあるでしょう。これらを解決するためには、一刻も早く釈放され、不起訴にするしかありません。もっとも、再犯など、余罪が出て来ればそれも厳しい可能性があります。

できるだけ早く元の生活に戻りたいと考えるなら、まずは弁護士に相談してください。

痴漢・盗撮事件で一人で悩んでいませんか?

  1. 被害者と示談したい
  2. 痴漢・盗撮を会社に知られたくない
  3. 痴漢・盗撮で家族・子供が逮捕された
  4. 痴漢・盗撮で警察に呼ばれた
  5. 前科を付けたくない
  6. 痴漢・盗撮事件で不起訴にしたい

弁護士に相談することで、これらの問題の解決が望めます。
後悔しないためにも、1人で悩まず、今すぐ弁護士に相談しましょう。

Cafeおすすめ! 【全国対応】痴漢・盗撮に強い弁護士
ベリーベスト法律事務所
ベリーベスト法律事務所

痴漢・盗撮事件など刑事事件の緊急対応致します。土日の電話受付対応、初回相談料は無料!

痴漢・盗撮事件など刑事事件の緊急対応致します。土日の電話受付対応、初回相談料は無料!

痴漢事件の緊急対応、早期身柄解放、示談交渉、不起訴の獲得に多くの実績がある「刑事事件に強い」法律事務所です。お電話後、30分以内に実際に事件を担当する刑事事件専門の弁護士とお話し頂くことができます。
お電話でのお問い合わせはこちら
050-5267-6907
[電話受付]平日 9:30~21:00 土日 9:30~18:00
電話で相談する 弁護士詳細情報はこちら 弁護士詳細情報はこちら
この記事が役に立ったらシェアしてください!