起訴後99%有罪、起訴率35%の現実から無罪を勝ち取るには?
冤罪といっても誰も信じてくれない
あなたは絶対に性犯罪者にならない自信があるでしょうか?「俺に限ってそんなこと絶対にしない」「家族や会社に迷惑かけることは絶対にしない」と誓っていても、冤罪をかぶせられることは十分にあるのだということを知っておきましょう。
刑事裁判有罪率99.9%の怖さ
交通事故のもらい事故と同じで、例えば満員電車で毎朝通勤している方は、車内で女性と意図せず触れてしまっただけで痴漢と勘違いされ、非常ボタンを押され、駅員に連れていかれることがあるのです。自分は痴漢なんてしていないと強く自覚している人ほど、正直に駅の事務室に連れていかれて無実を主張します。しかし、現実は被害女性の供述がほぼ100%採用され、刑事裁判有罪率99.9%というのが実態なのです。ですから、逃げも隠れもせず駅の事務室へ行くとアリ地獄に落ちたも同然なのです。満員電車では窓側にぴったりくっついて両手をドアにつけるか、片手で本を読むなど、要は女性に背を向けて両手を高く上げておくことが大切です。ぜひ、意識してみてください。
そして起訴率は35%、これは決して低くない数字です。「推定無罪」は気休めかと思うくらい現実は厳しいのです。だから、逮捕されたら1分1秒でも早く弁護士を呼んで、不起訴処分を勝ち取るために全力を尽くしてもらうことが大切なのです。
弁護士は、被疑者が警察から取り調べを受けた際に不利な証言を強要されないよう、アドバイスをするとともに、被疑者に証拠隠滅や逃亡の可能性が無いことを検察等の関係各署に意見書を提出して訴えます。被疑者が動けない代わりに、相手方との示談を取り付けるため粘り強く交渉し、釈放を目指します。
家族や友人だけで対処しようとすると、面会時間に制限があるため十分な会話もできないまま起訴される可能性がありますが、弁護士には自由に接見できる権利が法的に認められています。
逮捕後は3日間が勝負です。3日以内にその後の勾留に関する判断が下るからです。ですから、痴漢冤罪など刑事事件を早期に解決するには弁護士に依頼することが一番なのです。早期釈放されれば会社に事情を知られずに済みますので、社会的損失も最小限に食い止めることができます。
痴漢冤罪に関して、有力な弁護士に相談して、早期解決を図りましょう。