痴漢冤罪の対処法と予防と対策方法

監修
弁護士相談Cafe編集部
本記事は痴漢・盗撮弁護士相談カフェを運営するエファタ株式会社の編集部が執筆・監修を行いました。
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対策法

毎日の通勤、通学でラッシュに巻き込まれることも多いでしょう。ラッシュ時の電車に乗ったことがある人であれば分かると思いますが、車両の中では身動きをとれないことがよくあります。そんな中で「チカンをした」と女性から言われてしまったらどうしたらよいのでしょうか?ここでは電車通勤の男性に注目していただきたいチカン冤罪を回避するテクニックについて考えてみましょう。

チカンの冤罪ってなに!?

チカンの冤罪とはチカンをしていないにも関わらずチカン行為者として疑いをかけられてしまうことを言います。冤罪の一種であり、警察に逮捕されたり、司法機関からの不当な処遇や処分を受けたりすることになってしまうでしょう。チカンで冤罪になると社会的な制裁を受けることになり、社会的な地位や信頼を失うことになります。仕事を失ったり、家族と離ればなれになってしまったりするケースもあるので非常に怖いです。

チカンをしたと冤罪をかけられたらどうするの?!

日本映画で「それでもボクはやっていない」というチカン冤罪を題材にした映画がありました。この話題は当時非常にセンセーショナルだと多くのメディアで報じられましたが、実際にチカン冤罪で被害を受けている方は非常に多いのです。

ではチカンをしたとあらぬ疑いをかけられた時、いったいどうすればよいのでしょうか?まずは女性にチカン呼ばわりされたら車内で「私は何もしていません、人違いです」と身の潔白をしっかりと主張することが重要です。何度も繰り返し主張しなければ、後で当初は弁明していなかったと警察から言われることがありますので、自分はやっていないとしっかりと主張することが重要になります。車内で女性から「この人チカンです!」と言われてしまったらほぼ99%有罪になってしまいますので気を付けなければなりません。自分の身は自分で守るしかないのです。

チカン冤罪の対策法は?!

チカン冤罪を回避するためには予防テクニックと対処テクニックがあります。まず予防テクニックというのはチカンをしたと冤罪をかけられないようにするための方法です。対処テクニックはチカンをしたと疑われてしまった時に対処するテクニックになります。

チカンを疑われてしまった時の対処法は?

次に対処テクニックです。対処テクニックは痴漢を疑われてしまった時の対処法であり、被害者の女性から「この人がチカンをしました」と名指しされた時にどのように対処すればよいかの方法です。

チカンを疑われてしまった時の冤罪対策はまずは弁護士を呼ぶことです。警察に逮捕されてしまってからでは冤罪を無罪にすることは非常に難しいです。

そのためすぐに弁護士を呼ぶようにしましょう。また被害者が「チカンをしてきた」と主張してきたら「証拠はあるのですか?ないのであれば名誉棄損で訴えます」としっかりと反論しましょう。反論することで被害者が間違っていたのかも…と我に返ることがあります。また「何かあれば連絡してください」と名刺を渡してその場を立ち去るのも重要です。その場にいてしまうと駅員に連れられてそのまま警察に逮捕・・・ という流れになりやすいので注意が必要です。

チカン行為をしたと疑われないように予防することが重要

予防テクニックをすることでチカン冤罪に巻き込まれることはなくなるでしょう。チカン行為をしたといわれないようにするためにはまずは通勤ルートを変えるのはよくありません。特に遠回りするなどの不自然な通勤ルートを通っているとチカンをするためにそのように変えたと思われることがありますので気を付けなければなりません。また満員電車に乗らないようにすることも大切です。満員電車に乗らなければチカンをした!と疑われることはないでしょう。満員電車に乗らないように早起きして通勤時間をずらすなどの工夫をしてみましょう。

チカン冤罪のリスクは?!

冤罪は、本当は罪を犯していないのにも書かわらず犯罪行為をしたと疑われて有罪になってしまうことをいいます。冤罪になってしまうと刑罰を受けたり、1年以上の裁判をしなければならなかったりたくさんのリスクを負うことになります。1年の裁判の中で、時間的、金銭的なコストもかかりますし、職や家族などの信頼を失うリスクもあります。たくさんのものを奪ってしまう冤罪は非常に辛く悲しいです。決して冤罪はあってはならないのです。リスクを避けるためにも痴漢をしたと疑われないように対策はしっかりしておきたいですね。

逃げてはいけない!

いきなり女性からやってもいないのに「チカンです」と言われてしまうと頭が真っ白になってパニックになるかもしれません。本能的に逃げなければ!と思って逃げてしまってはいけません。まずは慌てずにホームに降りて、警察や駅員、さらには女性とのやり取りは全てスマートフォンなどでしっかりと録音しておきましょう。名誉棄損行為があったか、終始否定し続けていたか?などは非常に重要なので、それを証拠化しなければなりません。録音という行為は自己防衛行為になりますので秘密に行っても法律上問題はありません。

チカンの冤罪は名誉棄損で訴えることもできる

見ず知らずの女性から「お尻を触った、胸を触った」と騒がれたら「私はやっていません。どういう根拠で犯人と言っているのですか?」ときちんと宣言しましょう。また「名誉棄損で訴えます」と主張するのもよいでしょう。犯人だと名指しされる理由についてもきちんと相手側の主張を聞いてみるとよいでしょう。また自分たちのやり取りを周囲の人が聞いているかどうかを確認しておきましょう。また被害者の女性の了解を得てから現場の写真や動画を撮っておくことも証拠になりますのでおすすめです。

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