maimai好き女子はなぜ狙われる。ゲーセンの痴漢トラブルから身を守る方法

監修
弁護士相談Cafe編集部
本記事は痴漢・盗撮弁護士相談カフェを運営するエファタ株式会社の編集部が執筆・監修を行いました。
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・「あまりに一瞬の出来事で、何が起こったかわからなかった」

近年、人混みでの痴漢行為が相次ぎ発覚し、逮捕者が続出してます。例えば近年有名な痴漢スポットは

・ハロウィン
・夏フェス
・コミケ

などです。しかし実はある意味もっと危険を孕んでいるのが「ゲームセンター痴漢」です。

特に今回は「音ゲー」の性質を利用した悪質な痴漢とその対処法についてご紹介致します。

ゲームセンターで痴漢に遭う被害が急増中

10代の音ゲー好きの女性を中心に、「maimai MiLK(マイマイミルク)」というセガのアーケードゲームが流行しています。

キャラクターも可愛いし、音楽もおしゃれでキュートであると評判も高く、中にはコスプレをしながらmaimaiをする様子をSNSにアップして、楽しんでいる方もいらっしゃるのですが、そんなmaimaiを楽しむ女性を中心に、ゲーセン内突然お尻を触って逃走したり、胸を触ってきたりする痴漢が増えているのです。

中には、そのあとに声をかけてきてナンパをしたり「お金払うから…どう?」と援助交際を持ちかけてくるという事例もあるようです。

いつ、そういう被害に遭うかわからない状況では、こころからmaimaiやゲームセンターを楽しめません。なぜ今音ゲー好きが痴漢に狙われるのでしょうか。

音ゲー好きが痴漢に狙われる理由は?

ゲームセンターは楽しい場所であるというイメージを持っている方が多いとは思いますが、実はゲームセンターという場所は裏を返せば、悪いことを考える人も集まりやすい性質を持った場所なのです。

音ゲーに限らず、ゲームをプレイ中の人というのは実際にかなり無防備な状態になっているのは明らかだと思います。また意識がゲームに集中してしまっている上、ゲーセンの中はカチャカチャとさまざまな音がするので、そっと忍び寄られても気付けないことがほとんどです。

実際ゲーセンは、痴漢だけでなく置き引きやスリの被害も多いのです。

また周囲は大人の背丈以上もある筐体が所狭しと並ぶため、店員の目の届かない死角が多く、何度か同じゲーセンに通えば、簡単に間取りが把握できてしまいます。また、少し詳しい人であれば、防犯カメラがフェイクであるかどうかも分かるそうです。

また犯罪に走らせる男性心理も問題です。

音ゲープレイ中の女子を狙う「男性心理」とは

maimaiをプレイ中の女子を狙う痴漢の心理とはどういうものでしょう?

女性にとっては知りたくもないようなことかもしれませんが、知っておくことでその後の対策を考える時に大きな違いが生じます。

まず、痴漢に走る男性というのは、明らかに様子のおかしい変な人であったり、犯罪を犯しそうな怖い見た目であることは、実は少なくごくごく普通の男性であることがほとんどです。詳しくは「痴漢常習犯に潜む心の闇~性犯罪に走りやすい人の共通点とは?」の記事をご参考ください。

痴漢行為をする動機や理由は、一般的によく思われているように「性欲を満たすため」ではないことが実は多いということがわかってきています。

それではなぜ痴漢をしてしまうのかというと、「ストレス解消」や「スリルを味わいたい」といった理由であることが多いのです。

また、犯人は気が弱く自尊心が低く、女性という自分よりも弱い相手を、罪悪感の伴う「いけない事」で支配をし辱める事で自尊心を満たそうとする場合があります。

「わたしに限って」はあり得ない!狙われないための対処法

音ゲーをしていて「ストレス解消」や「スリルを味わいたい」などという理由で、一生忘れられないような恐怖感の残る思いをさせられたら女性側としてはたまったものではありません。

まずは痴漢行為を未然に防ぐこと、狙われないように気を付けることが大事です。例えば、

  • 「店員さんが巡回していないような閑散としたゲーセンには行かないようにする」
  • 「maimaiなど目的のゲームが死角になる場所に設置されているところは避け、人目のある場所でプレイできる場所を選ぶ」
  • 「露出の激しい格好や、めくりやすいスカートなどは履いていかない」
  • 「ゲーセンに行くときは2人連れ以上で遊びに行く」

というあまりにも当然のことばかりですが、以上を気を付ければ結果的には痴漢被害に遭う確率は低くなります。

それでも被害に遭ってしまったら?エスカレートさせる前に、その場でできる対処法を!

上記のようにしっかりと気を付けていても、被害に遭ってしまう確率は0にはなりません。

痴漢の犯人は、相手がおとなしく気が弱い女性で、黙ったまま反撃されないと分かると、痴漢行為がエスカレートする傾向があります。ですので、痴漢に遭ったことに気付いた時にはまず、声をあげて周りに知らせて逃げることが大事です。

しかし恐怖で動けなかったり声が出ない時があります。そのような場合、痴漢の顔を睨みつけるという選択肢もあります。また、今はiPhoneやスマホで「痴漢撃退アプリ」というものもリリースされており、声が出せない時に代わりに「痴漢がいます」という音声を流したりできます。

なおmaimaiはプレイしている動画を、youtubeやツイッターのツイートなどで公開することができるので、犯人の特徴や痴漢行為が証拠として残すことができます。

警察には届け出る必要はないか?

痴漢は、周知のとおり犯罪行為ですが、実は「痴漢罪」という犯罪が法律で定められているわけではなく、痴漢行為の内容によって、

  • 「強制わいせつ罪」
  • 「迷惑防止条例違反」
  • 「公然わいせつ罪」

など刑罰や罰金の内容が変わります。

被害に遭ってしまった時、犯人を逃がさず捕まえるという選択肢(いわゆる”現行犯逮捕”)もありますが、力の弱い女性では難しいかもしれません。

被害届を出す前に知っておくべきこと

そこで、被害に遭った時には、なるべく早く店員さんや警察に届け出ることが必要です。届け出る際に大事なことは、

  • 被害にあったのはいつ、どこか(時間と場所)
  • 犯人の特徴(身長や体格、髪型や服装、身につけていた時計やアクセサリーなど)
  • 人相や顔の特徴、誰に似ているなど

を伝えれば、比較的犯人を見つけやすくなります。

また万が一「恥ずかしいから警察に届けたくない…」と思っても警察に届け出ることをおすすめします。もちろん取り調べは時間がかかります。

しかし、あなたのその勇気ある行動が、次の犯罪を食い止めるきっかけとなるのです。痴漢は決して軽微な犯罪ではないのです。

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