痴漢された!痴漢相談例と被害者の声

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痴漢被害

性犯罪の被害者による相談例です。悪意ある性犯罪は、被害者の人生に、こんなにも深い傷跡を残すのだということを、私たちは知るべきです。それと同時に、警察がどこまで被害者の心情を汲み取って対応してくれるのかということも、実態を知った上で、自ら身を守ることへ意識を向けて欲しいと思います。

また、痴漢という犯罪に手を染めた加害者は、被害者の声に耳を傾け、再犯をしないという固い決意を持つことと、被害者へ心から謝罪することが重要です。

痴漢被害女性の声・性暴力のトラウマ

小学生の悩み

私は幼少期に、普段は優しかった従兄にレイプされました。当時私にとっては、何が起きたのかわかりませんでした。ただただ恐怖に支配されて、目も開けられず、身体も硬直して身動きひとつできませんでした。助けを呼びたくても声が出ませんでした。

家族にそのこと自体、言えませんでした。自分が悪いことをしてしまったのではないか?という気持ちもあって、家族に言い出せなかったのです。むしろ、逆に怒られるのではないか?という事さえ考えたのです。

中学生の悩み

中学生のとき、性被害に遭いました。犬の散歩の途中で、60代ぐらいと見られる男が自転車で私に近付いてきました。男は道を聞いて来たので、対応していると、男は急に私のスウェットパンツの腰の辺りをつかんで、私はガ-ドレ-ルの方へ向かされました。

男からは「静かにしろ!」と言って、無造作に手を下の方に入れてきて、性器を触り始めました。しまいには、自分の性器を挿入しようとしたのです。私は必至の思いで男をけり倒して、近くの家に逃げ込むことができました。

それから、私は、鳴き声をあげながら帰宅し、とにかくシャワーを長時間に浴び続けました。心に傷は残り続けました。男の匂いがいつまでも残っている気がして、何度も体を洗い続けました。

私は眠ることもできずに一晩すごしました。翌朝、母親に話すと一緒に交番に向かいました。私が必至の思いで、蹴り倒して逃げ出したというのに、警察からは「男を誘惑するものがあったんじゃないの?」とか、「現行犯でないと逮捕は難しいな」といわれる始末。

警察はあてにならないことが分かりました。痴漢被害から身を守るには自分で守るしかないと、その後、剣道をしたり、空手を学びました。護身術を身につけたかったのです。警察へのやりきれない不信と、誰も自分を守ってくれない不安を抱えたまま、今も過ごしています。

社会人の悩み

23歳のある日、私は痴漢に遭いました。

よりによって大阪での初出勤の朝、地下鉄での出来事でした。スカートの上からお尻を触られました。でも回りに沢山の乗客がいたので、目で訴えましたが、みんな全然知らん顔です。今思うとみんな仲間で取り囲んでいたのではないかと思うほど、大阪の人は他人のことに無関心でした。そこでまた私は、一般の男性全体に対しても嫌悪感を覚えました。

それからして、お付き合いする男性が出来ましたが、いざという時に、この嫌な痴漢行為が脳裏をよぎり「イヤ-!」と断ってしまい自分がいました。

私の事を性の対象にしか思ってない男の人からは、ものすごい罵倒を浴びせられ、傷つけられ、体よりも心の傷がより深まりました。もう、私は一生、まともな恋愛はもちろん、結婚なんて到底無理だと思いました。

痴漢の取り調べ、あまりにずさんな警察の対応

夕方の帰宅ラッシュの時間帯です。混みあう電車の中で、痴漢に遭いました。まさかと思ったけど、これはどう考えても触ってるなと感じました。さらに周りには男しかおらず、どう考えても犯人は男しか考えられない状況でした。

股間にあった手をどけると、目の前にいたサラリーマンが体をそらして逃げたので、こいつが犯人だと確信して、次の駅で胸ぐらをつかみ引きずり降ろしました。逃げようとしているのか、何度も「すいませんでした」と謝っていたものの、こちらは激怒していたので、そのまま駅事務所へ連れていき、警察に通報してもらいました。

その時ですが、駅員は私と被疑者を同じ部屋に入れたのです。あとで簡易扉で隔てられた部屋へ移動しましたが、天井が繋がっていて声が筒抜けでした。性犯罪なのに対応が雑だなと感じずにいられませんでした。

しばらくして警察が来ましたが、上から目線で事務的に処理されていきました。私は、被疑者に声が筒抜けの部屋で事細かに話したくありませんでしたので、小声で必要なことだけ話しました。

そして3つ選択肢を選ばされました。

  1. 訴えますか?
  2. 相手の謝罪を受け入れる
  3. 相手の顔を見ずにそれぞれで帰る。

映画「それでもボクはやっていない」を観ていたので、裁判はお金がかかるので、訴えるという選択は却下しました。また、体を触られた男とは二度と顔を合わせたくないので、謝罪を受ける選択も却下しました。結局、相手の顔を見ずに帰ることにしたのですが、つまり訴えませんという意味の文章を書かされました。

警察の対応が釈然としなかったので、あとで友達の警察官に詳細を話したところ、被害届が出ていないことがわかったのです。被害届を出すためには、「訴えます」と答えなければならなかったようで、どうやら私は、被疑者の男をみすみす逃がしてしまったのです。

同じ事件の被害者が女子高生だったら、本腰を入れて丁寧に対応したんじゃないかと思うのですが、随分と事務的な対応でベルトコンベア式に片付けられた気分です。犯人への怒りよりもむしろ、市民が犯罪被害に遭って困っているのに、事務的に「処理」した警察の対応に怒りと疑問を禁じえません。

結局、自分で身を守るしかないということと、警察はあてにならないと思った次第です。

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